こんなカーチェイス風の職質をうけたことがある。
盗難車かどうか車体番号調べさせてくださいねっていわれてここで抗うのも時間の無駄と職質の常連のため知ってんのでおとなしく見せてあげてたら「大丈夫ですよ、持っとくので」ってハンドルを支えてくるそのせめてもの優しさみたいなのなんだ？？？別に自分で支えていられないぐらいひ弱だったら自転車乗らんけどね。
本部かどっかしらんけど無線で車体番号を伝えて応答を待ってるその間に「こういうロードバイクとかミニベロの類って盗まれてたとしたらすぐにバラされてネットオークションに出されてる場合がほとんどなんで盗んだやつをそのまま乗ってる人間ってのはほぼ居ないと思いますよ。なのでママチャリ乗ってるやつを捕まえたほうが効率がいいとおもいますよ」と言ってもはいはいそうですかふーんって聞く耳は持たないですよね。それを知ってた上で職質に挑んでみたくなるほど不審者に見えたならしょうがない。あまりにも職質を受けるので整体にも毎週2軒かよって猫背を直したはずなんですけど結果背筋がいい不審者になっただけかいズコーって口で言ってまた猫背に戻った。
ママチャリ乗ってた頃パンクしてたので近所の自転車屋まで押していってたらバイクの警官がやってきて「なんで自転車おしてんの？」って訊かれたことがあってパンクしてるからとありのまま答えても車体番号を調べたそう付いてくるので職質馴れしてしまってるおれは「そうですよね、あからさまに不審者ってツラしてますもんね、先週もこの近所で職質受けちゃってね」と不本意な卑下小話をすると申し訳なさそうに去っていった。職質に馴れちまった不審者あるあるですねやれやれまたですかいと肩を落とすのが上手なのは
さようなら
