ゴムボート

水木しげる

三日三晩歩いててわかったこと

「途中から走ったほうが楽だなと気づく」

歩くのが好きっていう自分の性質は元より、電車や新幹線などの公共交通機関がイヤってのもあって、隣の県ぐらいの距離に用事があるのなら、歩く、もしくは自転車で行ったほうが公共交通機関を利用した時のストレスに比べたら微々たるもんだスピリットで生きてんので20歳の時、バイトも辞めたばっかでペヤングも2個食べてしまって新しいカメラも使ってなかったので、当時住んでた広島の福山市から、ばあちゃんが居る愛媛の松山までいったろ、と思いたつやすぐに夜通し歩きにかかった。歩いてたら眠くはならないが2日目の夕方ぐらいから、筋肉痛がやばくなって、松山までは無理だから今治到着で歩くのはやめて、そっからは電車にしようと妥協した。そんぐらい途中から下半身の隅々が痛くなってきて、途中から後ろ歩きで歩いたら凄く楽でそのまま5キロほど後ろ歩きであるいた。後ろ歩筋(うしろあるきん)も酷使したせいで、ついに、すり足でしか歩けなくなって、1キロ歩くのに1時間15分かかるぐらいになる。まだ使ってない筋肉はあるかなと探してたら、走るための筋肉をつかってないなと気づいて、試みに走ってみたら、むちゃくちゃ楽だった。

走ることにも疲れ、またすり足に戻ったがそのすり足のまま今治に着いたから凄いですね私。

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途中、夜の山の、それもトンネルに入らなければいけなくて、そこが一番怖かった。

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なんも出んかったが

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さようなら