ゴムボート

水木しげる

理にかなった夢

 

f:id:araihama:20200429051155j:plain


現実に起こした出来事といえば、夏の剣道場の端に置いとくような業務用扇風機や長い本棚を購入したとか、猫の左目からずっと涙がでてたので、眼鏡を外し近視眼で観察してやると逆まつげが生えており抜いた、とたんに涙は治まった、ほどしかないので夢の話しかもうない、夢と言っても入眠時にみる幻想のほうの夢である。

ちなむと起きてるときの夢は、陶芸家になりたい。そのための努力はしたことがない、ふとした拍子におもわずそうなっていたいから夢だ。

 

f:id:araihama:20200429041912g:plain

非常に理にかなった夢を見た。自分の側頭部に緑の銃を突きつけてる男、全身真紫、両耳が銀色のそいつに訊いたわけでもないのにその愚行のワケを知れた。夢ってそういうもんだから。

紫の男は放っておいたら頭がたちどころに透けてくという難儀な仕様のため、(その自らの仕様について懊悩してる様子はない、夢ってそういうんもんだから)銃を模した緑のスプレーで自身のあたまに塗布を続けてる、という夢にしてはフリオチのある(それが面白いかどうかは別とする)条理がしっかりしたものをみた。たしかに透けてくスピードは早かった。

 

さようなら