ゴムボート

ゴム手袋

理性

ハンズフリーのためのそれらしい機器を耳に装着してないにも関わらず、心情をそのまま声として出力しちゃう能動的なサトラレみたいな人いるじゃないですか。そういういわゆるヤベー人を見かける度、首尾を見届けたいって思う。非常によくない言い方ですけどワクワクする。イレギュラーな事態だから。

それでも一応彼等も客体ってのと折り合いをつけてんだなって思うことがあるぜ。

場所の説明がむずいので絵を描いときますわ

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図書館内での出来事で、赤で囲んだのは椅子に座って本を読んでいるとみせかけているおれで、当該人物である青いシルエットのおじさんの動向を目で追っているってかんじです。おじさんは、結構な声量で棚に並ぶ背表紙を音読してんですよね

小津安二郎小津カウリスマキ云々、ゴダール何々、持っとけっていってんだろ!某」映画評論の本ばかりがある棚なので、それっぽい監督の名前を言ってたんですが、持っとけって言ってんだろ、っていう怒声めいたタイトルの本なんてあるんですかね。そのまま彼は音読を続けつつズイイ~っと右に右に移動してて、このままではその動線の延長線上にいる、通常と思しきおじさんに追突、もしくは通常おじさんと本棚のあいだに無理矢理体をねじ込んで、背表紙音読を敢行するのか、おれはどちらかといえば後者の体ねじ込みをやってくれ!と願ってたんですけど、音読おじさんは通常おじさんのパーソナルスペースにつかずくと、しおらしくなちゃって声もなんか小声になっちゃって、折返しまた左にズズズイっと、やっぱり音読をしながら戻っていったんですよね。おれは「一応そこらへんの兼ね合いみたいなの考慮はできるんだ」って、音読おじさんをみくびってたことを反省して、さらに通常おじさんの不幸を願ってしまっていたことにも気づいて深く反省した。これほんとにむりやりオチをつけるわけじゃないんですけど、音読が本棚の一番左に行ききったと同時に通常だと思ってた通常おじさんが4発、屁をひったんすよね。その音を聞きつけた音読が、通常をガン見してて、お前がガン見すんなって思いました

 

 

 

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さようなら